ツボは内臓と連絡しています

12月は、お腹を温め消化と心を支えるのが養生には大切な季節です。
ようやく本格的に寒さが訪れ年末に向かって外食も増えるころです。一年の締めくくりに明るい心つくりたいところです。

とはいえ、今年は一日の寒暖差が大きく、また日によっても夏のような日があったかと思えば真冬の気温になってみたり、
自律神経も環境に合わせようとがんばっています。

なので疲れを感じることが多い日々が続いています。これは、若い人から、お年寄りまでさまざまな年代の方々にいえますね。

最近多いのは、腰を痛めたといわれる方です。特に現役世代の毎日忙しく動き回られている方々が目立ちます。
ぎっくり腰になったと、這うようにしてこられたり、立ってはいれるけど、ベットに横になるのが大変な方とか、痛々しい方が多いですね。
いつかよくなるとはいえ、それまでが大変です。

しかし、鍼をすることで早くよくなるものです。
もちろん個人差はありますが1週間でほぼよくなるものです。
鍼をすると早くよくなるつまり治癒力が高まるというものです。

また、この時期、風邪を含め、呼吸器系の症状を訴える方もありますね。
これらは、首、のど周りに鍼をすることはもちろんですが、
やはり、上部胸椎側の適当な刺激は呼吸をらくにさせるものです。
皮膚の状態も変わりますが、呼吸音が静かになりスムーズになるものです。

気の流れを整えればスムーズに早くらくになるものです。
気は、私たちが健康に活動していくために生きている間は絶え間なくつくりだされ体内をめぐっています。
気が、流れているルートは一般に経絡という名称で呼ばれています。
経絡は、からだ中に血管のようにはりめぐらされています。
気は経絡を通って全身に運ばれ生命活動をします。
気の流れが悪く成るとヒトはつらい症状が出たり病気になるというわけです

一般に、ツボというのは、経絡の流れが悪くなったために気が滞った場所ということです。
東洋医学では、このツボに指圧をしたり鍼灸をして気の流れをよくすれば経絡の流れがスムーズになりつらい症状や病気がよくなると考えます。

ツボは前身に360あると言われています。
そしてツボは内臓につながってもいると言えます。内臓の様子が皮膚に現れるともいえます。
よく遭遇するのが、鍼をさすとみるみるざらざらした皮膚がなめらか潤いが出てきます。
内臓にも変化が出ているものと考えます。