背中と足首が大切です!

ヒトは、進化の過程で直立になったといわれています。

もともと私たちの祖先は四つ手足で歩行していました。
それが進化が進むうちに直立したとされています。
そのように立つためにはやはり腰背中の力が重要となります。

背伸びをしようと、ふくらはぎも働きます。ふくらはぎといえば足首。
そこで私の太極治療的考え方は背中、腰、足首の重要なツボをを治療点とします。
実際、背中、腰、ふくらはぎが柔らかくなると背中も伸びてからだから力も湧いてくるものです。

ですから、当院では、どんな症状の方でも、背中の両側の筋肉と足首をやわらかくする施術をおこないます。
その後、個々の症状に対応しますが、背中、腰、足首がやわらかくなるとかなり症状はらくになるものです。
それどころか、思いもかけないところが改善されたりもします。

この時期、日照り時間が短くなり、冬の足音が聞こえてくる季節になってきました。
心も内向きになり、向上心も低下していきます。
過去に執着し後悔ばかりすることもあるかもしれません。
そんな時こそ背中、足首を気持ちよくゆるめるとらくになるものです。

また、濃い味を求めてつい食べ過ぎたりしやすいものです。
そうすると食べたものをため込む時期なので太りやすくなります。

秋は、肌寒さと空気の乾燥そして日の短さを実感します。
こうして日照り時間が短くなるとからだの中で生活リズムを整えている自律神経もがんばります。

また、こんなときはからだに栄養を蓄えようとして太りやすくなるとも言われています。
その背中、腰、足首をゆるめることで多彩な症状が軽快になることが細菌もよく遭遇しました。

80歳女性

耳鳴りや聞こえずラサ等の耳の不調でお見えになられましたが皮膚のかゆみを感じることが減ったり、
咳がでなくなったなど思いもしないところが楽になっていたと。

40台男性

ぎっくり腰でおみえになられました。
この方も、背部、臀部、足首をゆるめることで、ふくらはぎももちのようにやわらかくなりました。
最後に腰を動かすと痛みを感じるところに円皮鍼を貼ることで腰を曲げやすくなりました。

70歳女性

疲れて目が赤くなり瞼も下がってきそうな感じで重かったのですが、目がぱっちりと開き赤みも減りました。
この例も背中、足首、天宗(てんそう)のツボを刺激することでリンパの流れもよくなったものと思われます。

 

天宗(てんそう)のツボは、手の太陽小腸経のツボで、肩甲骨背面のほぼ中央にあります。
押すと上肢の小指側に響いて痛むところです。
主治は、代田文誌著 「鍼灸治療基礎学」によれば、胸痛をつかさどる。
乳房痛、心臓部の疼痛に著効あり、50肩、上腕神経痛、肋間神経痛、肋膜炎、上肢挙上不能などに効く。

また、右は肝障害に。左は心障害に効く。その他、乳汁分泌不足を治する妙穴であると。