手首が痛く前後に屈伸できないという方が見えました。
この方は、夜勤が5日間続いたりして不規則な生活が通常になっている方です。
39歳 男性
最近、忙しく、考えることも多くよく眠れないとのこと。
診ると、右手首がうっすらむくんでいます。そこでこれもやはり、
背部をのツボと、足首をやわらかくして全身の循環(気血水、血行)をよくすることで手首を首のむくみをとろうと考え、
太極治療の肝脾腎三焦と手のもとである天宗、脚のもである環跳に鍼をしました。
すると15分ほどすると、手首のむくみがうっすら引いてきています。
軽く手首を動かしてもらうと来た時より動かしやすくなったと言われました。
しかし、まだ動かすのに違和があるといわれます。
次にからだを仰向けになってもらい、手首の陽池(ヨウチ)穴に鍼を静かに刺入しました。
そして、手首を動かしてもらうと手首を下に動かすとなり反まだ違和感があるといわれました。
そこで、内関(ナイカン)穴に浅く鍼をするとら滞っているものと思われます。楽に手首が動くようになりました。
そして喜んで帰られました。
考察
この方は、仕事上夜勤が続き昼夜逆転の生活が多くなり自律神経のバランスが崩れストレスとなり気血水の疎通が滞り変調を起こしていると思われます。
実際にリンパ系の循環が滞りうっすらむくんだ感じになっていました。
それを背部兪穴と足首、天宗、環跳のつぼの太極治療の考え方とむくみを引かせることで症状をとることができたと思います。
背中の張は、すべての症状の原因になるものと考えます。
手技(あんま、マッサージ、指圧)の場合も脊柱をやわらかくするようおこないます。
ぜひ症状軽減、治癒のために、施術を受けられることをお勧めいたします。