ストレス

ゴールデンウイークに入りましたが、お休みをたのしまれているでしょうか?
世間では今まで経験のないようなことが起こり、どこか手放しでは休日をたのしむこ
とができない方もあるのではないでしょうか。
この時期、新年度からの新しい環境に疲れタりし、忙しさにか負けて心身のメンテナ
ンスがあと回しになり故障が起こっているのではないでしょうか。
5月は心が不安定になりやすいものです。いつもより不安感、不平不満頭痛やめまい
など。それは、胃腸の炎症が原因であったりします。東洋医学では、この春の影響を
肝風とし肝が弱い人にめまいや頭痛を感じさせるものです。これに加え4月からの環
境の変化や忙しさで食生活も乱れてはいないでしょうか。そんなことで疲れきってい
るのが現実です。結果的にからだのメンテナンスが置き去りになるものでそんな風に
して、5月病が起きてきます。
東洋医学では、こんな状態を肝胆湿熱(カンタンシツネツ)といい肝臓や胆嚢、腸に
負担をかける食事をとることで心とからだに炎症を起こしている状態です。
この炎症が発症すると興奮したりイライラしたり不安になったりひどく落ち込んだり
さまざまなマイナスの感情を感じてしまいます。からだのほうでも下痢や便秘吐き気
や嘔吐、女性では婦人科の不調、顔の赤みや湿疹となどとして現れることがあります

こうして心の不調だけではなくからだにも不快感を感じるとさらにストレス増してい
きます。
ここからは、現代医学的な説明になりますが、そのストレスがからだの中でどのよう
はたらくかをいうと、
脳がストレスを認知するとまず脳の視床下部が反応し、
下垂体、副腎へと信号が送られます。

副腎からはストレスホルモン(コルチゾール、アドレナリン)が分泌されます。
それを受けからだがストレスに適応するための準備を始めます。
具体的には、心拍数が上昇する。手足からの発汗が増える。ある種の免疫細胞や消化
管の活動が抑制されるなど。また、腸内細菌も乱れ免疫力も下がります。そんな状態
だと風邪もひきやすくなります。
それを防ぐためにはやはり疲れを取りからだをやわらかくすることにつきます。やわ
らかくするためには鍼灸、マッサージはとても有効です。
お時間をつくりぜひお越しをお待ちしています。