脊柱側弯症、肩こり、猫背などなど

先日、脊柱側弯症の方がみえました。仰向けになれないほどのものでした。
もちろん最初は、側臥位でないと治療はできません。
この方は、視力にも左右差が極端にありよいほうの眼ばかりでからだを傾けて見ていたためもあり背中がかたくねじれていました。
しかし脊柱の周りをほぐしていくことによりかたまっていた背部の形がゆるんで腰もくびれて脊柱も伸びてきました。
一時的ではあるにせよもとの自然の形にもどりました。長年の生活の中での癖などでなったのでしょうから一度で治るものではありませんが。
ファッシアがゆるんで筋肉をはじめ各組織がもとの位置にもどったものと考えられます。

細菌ここ数年で消化ファッシアというものが見直されてきています。
ファッシアとは、筋肉をとりまく筋膜だけでなく私たちの臓器、骨、血管などを包む膜のこと。
この膜のケアが肩こりはもちろん、猫背、たれ尻、ふっくらお腹などを整えることになるのです(笑み)

つまりファッシアは、筋肉を包んでいる筋膜だけでなく骨や神経血管、それぞれ臓器と臓器の間の膜のことで
今まであまり関心を持たれていなかったものです。
ファッシアのひとつの機能として滑走性というものがあるそうです。
この滑走生徒は筋肉がなめらかに動くとか骨がスムーズに動くとかいうことです。
この滑走性が改善しないとスムーズに動かすことができにくいのです。
ですから、このファッシアをほぐしやわらかくすることが姿勢の改善にもからだを動かすにも大切です。
なので側弯症の方にも大いに有効であったと思います。

改めて最近話題になっているこのファッシア(fascia)とはなにかというと、
コラーゲンを主成分とするほぼ透明な組織です。従来は筋膜と訳されてきたそうです
が臓器を包む繊維製結合組織すべてを包む組織と言われています。
ファッシアは、三十らせん構造をしていて神経筋肉血管臓器骨腱を覆ってそれらをつなげる膜のような組織だそうです。
電気を通しやすいという性質も持っているということです。
これまでは、ただの膜として注目されることはなかったのです。
しかし最近では重要な機能を持っているのではないかと見直されています。
このファッシアが、人体の情報伝達や制御にかかわっているのではないかと・・。

体表への刺激だけでもこの膜を動かし全身に連携していき正しい位置に臓器組織を整えていくのではないかと思います。
簡単に言えばからだをやわらかくしていくことが大切だということですね。

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